2016年6月19日 (日)

大人の隠れ家フレンチ「TTOAHISU」OPEN!

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リノベエステイトのビルの一階にフレンチレストランがオープンして約1ヶ月が経ちました。大人の隠れ家をコンセプトに、大手門に新たな魅力になればと願いを込めて、プロデュースと空間デザインをさせていただきました。

三十代の山下シェフとは、家主と借主という単なる賃貸借契約的な関係ではなく、料理人と建築家というお互いクリエイティブな世界で試行錯誤しながらも、お客様に感動をご提供したいという志で価値観が一致できた幸せな出会いでありました。イケメンという点だけは大きく異なりますが(笑)

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メディアにも出ず、宣伝もせず、口コミとSNSだけでのスロースタート。(大家としては少し心配でしたが)やはり志を理解していただける方々はこの街にはいらっしゃるんですね。だんだんご予約も増えてきたようです。もちろんご近所の食通の方々にも浸透してきたようです。

隠れ家感を最大に増幅するための「入りにくい」エントランスです。しかも、大谷石に暖簾、寿司屋と間違えられことも計算ずくなんです。

店舗をデザインする際に僕にはスタイルあります。まず、デザインを施す前に、クライアントとなんどもディスカッションを重ねます。そこでクライアントの想いをしっかりと自分の中に消化し、コンセプトを言語化します。そのコンセプトをクライアントと共感できる「言葉」にまとめていきます。

店舗は、様々なクリエーターや関係者が関わってお店が出来てきます。その際にこの「言葉」がとても重要になってきます。プロデューサーの指示ではなく、コンセプトである「言葉」に従って各クリエーター達が自分たちの仕事をしていきます。

普段は内輪の資料で公開してないんですが、今回は特別にコンセプトをご紹介!

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<TTOAHISU デザインコンセプトの覚書>2016/03/11松山真介

TTOAHISU/Ohtemon no French

フランスも日本もどちらも伝統的な文化があります。和とフレンチは表層的には共存は無理です。クリエイティブのバックグランドが違いすぎます。どっちが偉いと劣るとか、深いとか浅いとかではありません。ちょっと乱暴な表現ですが。 フレンチは、徹底的で圧倒的な仕事量によって生み出されます。反面、和食は、厳選した食材に最小限の仕事を施し生み出されます。一般的な古典的フレンチの空間は、バロックだったりゴシックだったり、壁や天井や装飾品により「SPACE」が創られております。ベルサイユのバラ的なクラシカルな西洋建築的な空間です(笑)反面、和の空間は、そぎ落とされた「本質」を最小の加工を施した「間」で表現されてます。というよりむしろ、厳選した素材からクリエイターがつき動かさされて、その本質を削り出さされる。素材の方が優位にたっている状態かもしれません。寿司職人のような感じです。←料理が苦手な素人の妄想かもしれませんが(笑)。いわゆる千利休的な「ワビサビ」です。

トアヒスは、日本(特に福岡)の食材や器を多用し、日本人のオーナーが大手門から発信する帰化したフレンチです。トアヒスがもてなすフレンチは、欧米人が納得するパリで食べるフレンチではありません。というか福岡でそんなのはカッコ悪いしそもそも不可能です。だって大手門はパリじゃありませんから。大手門の城下町にある帰化した古典と前衛がマリアージュした仏蘭西料理です。

<デザインコンセプト>

思いっきり「和」に寄せます。ミニマル、春夏秋冬、陰翳礼讃、です。書、家紋、水墨画が欲しいです。大手門は簀子町に隣接する歴史的なエリアです。コンテクストを読み取ると、まさに和がコッテリと詰まった場所です。

<空間デザインの方向性>

・アトリエヴラヴォのモノクロの「福岡城」の三連屏風絵のある真っ暗な洞窟空間。

・大谷石と檜と赤暖簾で構成される寿司屋ようなエントランス。

・ガラス張りの厨房から垣間見えるシェフのパフォーマンス。

・京都のお茶屋のような一限さんが入りにく外観。

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なんだかんだとデザインの薀蓄を書きすぎました。。。

なんだかんだ言っても「料理」が旨いです!

ここは、大人の隠れ家になることを確信しております。

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<TTOAHISU/トアヒス>
住所/福岡市中央区大手門3丁目12-12 BLDG64 1F

TEL/092-733-4600

コース/

ランチ(12:00-15:00/L.O/14:00)ランチ ¥2800(6品) ¥4500(8品)
ディナー(18:00-23:00/L.O/21:00)ディナー ¥6000(9品) ¥9000(10品)

定休日/火曜日

フェイスブック

食べログ

2016年5月 3日 (火)

経年変化の王様「大谷石」

「大谷石」をご存知ですか?「おおやいし」と読みます。


栃木県宇都宮市で採れる淡青緑色の凝灰岩の一種です。

20160503_165328 アメリカの建築家フランクロイドライトが設計した、大正12年、近代日本が生んだ名建築帝国ホテル。現在は愛知県の明治村に移され、旧帝国ホテルとして保存されていますが、僕は実物をまだ見たことはありません(涙)

この建物では、壁や柱など、至る所に大谷石が使われています。ライトが日本オリジナルの様々な建材の中から厳選したマテリアルであったのです。

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大谷石は江戸時代から建築資材として使われ始めました。加工しやすく、耐久性・耐火性に富み,石垣,門塀,擁壁などに利用されている日本の風景に溶け込んでる原風景的な素材です。

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大谷石はまだ日本列島のほとんどが海中に沈んでいた今から2,000万年前に、火山の爆発によって噴出した火山灰などが海水中に堆積し凝固してできたといわれています。

大谷石の特徴である暗褐色または緑褐色の斑点は「みそ」とよばれる蛋白石鉄塩鉱物(たんぱくせきてつえんこうぶつ)。これは火山灰に紛れ込んだ、木の破片などの化石なんです。けっしてゴキブリの死骸ではありません!

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柳宗悦は、大谷石について次のような文章を残しています。


『質が堅くないだけに、石に連想される冷たさがない。丁度石と木との間のような性質がある。堅くないだけに親しみやすい。何も上等な石というわけではいが、私は大谷石に日本的なものを見出さないわけにゆかぬ』と。

柳宗悦の境地に達してはおりませんが、私の大好きな建材の一つであります。

表面的な見た目だけでなく、機能的でも優れた天然素材です。

大谷石は天然ゼオライトを含んでおり、水処理、公害物質処理、油処理、脱臭処理と利用が可能であり、酸度を矯正し調整保持する効果があり、土壌改良剤として利用されております。

多孔質で多くの空気を含むため、自然の断熱材の役割を果たし、温度・湿度も一定に保ってくれます。もちろん、多孔質であるので「脱臭効果」もバッチリです。

切り出された時は緑色、やがて濃い茶色から自然な白色へと、天然石素材だからこそ醸し出される優雅な経年変化。年月を重ねるにつれて変化していく風合いが、長く愛される素材となります。

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「古い建物は壊れるんでしょう?」

リノベーションをお考えのお客様からよく聞かれる質問です。


「はい、壊れます。なにも手をかけなければ。」

僕は答えます、

「だから、大切に丁寧に時々は修理しながら長く使って快適に暮らしていければ良いですよね」と。

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大谷石を建築素材として使ってきた風流な日本人の心意気を忘れずに、建築そのものも、もっともっと長く愛着を持って利用され続ける文化がリノベーションを通して浸透し共有されることを願っております。

※熊本地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げるとともに、

一刻も早い復興を御祈りしております。

2016年3月28日 (月)

お花見気分のサクラの無垢材

寒いけど春だからエアコンを切って、仕事してます。

季節感を無視してダウンジャケットを着ておりますが、

寒くて思わず、

「春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます

 春なのに 春なのに ため息 またひとつ🎶」

と、中島みゆきの春うたをくち部さんでしまいそうですが、

この寒さのおかげで、ラッキーなことに今年の桜は長く楽しめそうです。

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リノベーションによく使用する建材で「サクラ」の無垢材があります。

僕らは主に床材として使うことが多いですね。

そもそも、お花見の際に皆様が良く目にする桜は

「ソメイヨシノ」が多いですが、この「ソメイヨシノ」は園芸種であり、

観賞用に植えられたものがほとんどです。

そのため、製材されて家具などに使われることは滅多にありません。

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では、無垢材のサクラとは?

主に「カバザクラ」などのサクラ材がフローリングや家具類に使われます。

こちらは、流通量も多く、特にフローリングではよく使用されます。

実は、これらのサクラ材は、カバノキ科に属していて、

シラカバなどと同じ種類になります。

さきほど紹介した「ソメイヨシノ」とは種類が異なります。

その昔、産出量が多かったカバ材を「ヤマザクラ」の代用として使ったことから

「カバザクラ」などと呼ぶようになったとされ、

その慣習が今でも続いているようです。

西洋でバーチとも呼ばれております。

回転寿司で「オキメダイ」を「タイ」と評して回しているのと同じです。

実と利をわきまえた日本人のワビサビですね。

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カバサクラはカバサクラで、とっても魅力的な材です。

淡いピンク色の赤身と白い部分の2つの色味が楽しめる材です。

肌触りも滑らかで、個人的には非常に好きな材です。

僕らのオフィスでも「幅広カバサクラ/リボス仕上げ」を使用しております。

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カバはカバノキ科、さくらはバラ科、

そんなジェネリックなマテリアルは許せぬ!

とう方にオススメは「アメリカンブラックチェリー」です。

高級家具の材料として、古くからヨーロッパに輸出されてきた素材。

きめ細かく、どこまでもなめらかな手触りで

フローリングとして使うのはまさに贅沢そのものです。

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今週はBLDG64(僕らのビル)でもスタッフ&入居者の皆様と

ほっこりなサクラの宴も予定しております。

やっぱり春はワクワクですね。

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2016年3月 1日 (火)

那珂川町のまちづくりオフィス「こととば那珂川」

福岡市の南に位置し都市部から車を30~40分も走らせればたどり着く那珂川町、なんとなくはわかるけど、あまりよく知らないと言う人が多いかもしれません。人口約5万人の福岡市に優しくよりそうようなエリアにあります。

そんな那珂川町で僕らは去年から、まちづくりオフィスの運営のお仕事をさせていただいております。心地よいコミュニティや暮らしを作るお手伝いという意味においては、まちづくりとリノベーションは、目的は同様だと考えております。

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博多南駅前ビルにできたまちづくり拠点「こととば那珂川

こととば那珂川は、新幹線のやってくる博多南駅の駅前ビルにオフィスを構えるまちづくり拠点です。どんなことをするのか?それは、“こととば”の名前のとおり「コト」を動かしたり、「バ」を生み出したりすることです。「コト」と「バ」をつくることで、関係をつなげたり、ひろげたり、新しい何かがはじまるきっかけになれればと思っています。この事業を通して那珂川町に関わる人たちが、もっと町を楽しんで愛着をもってもらえれば大成功と考えております。そんな想いを抱きながら、日々いろんな方の声を聞き、活動を計画しています。さらに、町に暮らす人以外にも那珂川町のことをたくさん知ってもらい那珂川町を愛してくれる仲間が広がっていけばと願っています。

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福岡市に隣接する周辺の市町村も含めて一つのまちが形成されていて、人々の暮らしや文化が育まれているんだと考えております。当然、僕らだけで行えることではありません。いろんな方達と繋がりながら、手探りで少しづつ前に進んでおります。

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そんな那珂川町において、面白い活動をされているチームの方達とトークイベントを行いことになりました。

なぜ僕らは那珂川町が気になっているのか?
- まちの仕掛け人たちが語る那珂川町のいま –

那珂川町でプロジェクトに関わっている下記のメンバーが熱い想いを語り合い共有しあうイベントです。登壇者それぞれが考える那珂川町の魅力や課題についてショートプレゼンと、クロストークを行います。

<登壇者>
・那珂川にあるレトロビル五反田ハイツのリノベーションを手掛ける「スペースRデザイン」さん。
・五箇山ダムに新しくできる商業施設の検討やグリーンピアなかがわのイベントに携わる「ダイスプロジェクト」さん。

・那珂川町と協働で南畑地区の移住促進事業を進行中の「福岡R不動産」さん。

・博多南駅前ビルの活性化を進めている「こととば那珂川(アポロ計画・LOCAL & DESIGN)」。

日々、福岡で色々なことを仕掛けている面々が、今、この町に集まっているのは、なにやら偶然とは思えません。また、今回の登壇者がイベントでこうやって一堂に会するということ自体、かなりレアな組み合わせです。

また、会場では那珂川町を五感で感じていただけるよう、地元の美味しい食材を使用した料理も提供されることとなっております。町の生産者さん自慢の野菜やお米、鶏肉、卵などを、会場であるHABITさんに調理していただきます。食いしん坊の僕的にはここも興味大です!

僕らのチームからは、人見知りレスなニューホープ!坂口麻衣子さんが登壇して、熱いプレゼンをしてくれます!僕もギャラリーとして傾聴してまいります!

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町の仕掛け人たちが語る那珂川町のいま

日時 2016年3月1日(火) 19:00~22:00(開場18:30)
会場 Lunch & Pub "HABIT" 
住所 福岡県福岡市中央区大名2-1-50-2F(MAP
定員 60名
料金 1000円(那珂川町の食材を使った料理+2ドリンク付き)
主催 福岡R不動産(株式会社DMX)・那珂川町
備考 Peatixによる事前予約が必要となります。
お申し込みは下記URLよりお願いいたします。
http://peatix.com/event/147514

2016年1月19日 (火)

消費税10%増税と家づくり

新年も始まり、来年2017年は二度目の消費税の増税が行われます。

そうです、2017年/平成29年4月から消費税は10%となります。

お客様から「家を買うならどういうタイミングがいいのか?」との問い合わせが多くなってきました。今回は、ちょっと気になるけど、で実のところどうなのよ的な少し真面目な内容です。

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消費税5→8%引上げによる消費低迷が問題になっていますが、政府はそうした状況をかんがみ、10%引上げを今年平成27年10月から平成29年4月に1年半延期することを決めました。次回の引上げは8→10%の2%幅ですが、2%といえども1000万円なら20万円、2000万円なら40万円、3000万円なら60万円!見過ごせない額ですね。

では、現在の8%のままで家づくりをするにはいつがリミットなのでしょうか?


今回の税制改正でも10%の経過措置として、「請負工事等に係る適用税率の経過措置の指定日を平成28年10月1日とする」とあります。平成28年9月30日までに業者と請負契約完了している必要があります。

または、お引き渡しを平成29年3月末までに行う必要があります。

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<タイミング1>

平成28年9月末日までに業者と請負契約を完了。そうすると平成29年4月以降の引き渡しても8%でOK!

<タイミング2>

お引き渡しを平成29年3月末までに完了。もちろん増税前なので8%でOK!

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とはいえ、前回の5%→8%に増税されて際に起こったのは、駆け込み需要が増えて、大工さんなどの職人不足、材料の不足により現場が止まったり、スケジュールの混乱がおきました。

健全な対策としては、受注の調整を行うことによって、お客様へのご迷惑を回避する業者も増えることが考えられます。

決してまだ慌てなくても大丈夫でしょうが、「まだ、1年以上あるから大丈夫!」と安心するには光陰矢の如しかもですね。

詳しくはセミナーなどでプロに聞いてみるものいいかしれません。僕ももう少し業界の様子を見ながら対策を練っていきます。一緒にベストなタイミングをみつけましょう。

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2016年1月 9日 (土)

お酒がススム、冬の屋上庭園の恵 2016

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今日は弊社の屋上庭園の定期メンテナンスです。朝から植木職人さんが剪定をしてくれてます。年間を通して楽しめるように、植木をセレクトしてたので、屋上庭園は冬も僕らに潤いと恵を与えてくれます。

最大の恵は「シークアーサー」沖縄の名物の柑橘です。福岡でもしっかり収穫できました!去年はカラスにやられましたが、今年はかなりの量がなってくれました。一つ丸ごとお湯で割った泡盛にガッと絞って、グイッと呑んでポカポカになりたいです!

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そして、大好きな植木の一つ「ミモザ」もちゃんと花が咲きました。この木を植えるまで「ミモザ」ってシャンパンとオレンジジュースのカクテルのことだと思ってましたが、実はこの花へのオマージュだったんですね。鮮やかな黄色で、ふわふわしたこの花のイメージからバーテンダーが命名したんだと思います。

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この三連休は、昼間は弊社のリノベーションスタジオはオープンしております(もちろんノンアルです)ご来店いただいた方には、数に限りはありますが、朝摘みシークアーサーをプレゼントいたします!

シークアーサーの泡盛割、ミモザカクテル、、、、、なんだかんだ言って、全てお酒に結び付けてくる屋上庭園の冬の恵に乾杯です。

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2016年1月 6日 (水)

あけましておめでとうございます 2016

新年あけましておめでとうございます。

今年が年男の松山です!

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お引き渡しや3ヶ月点検等、師走もバタバタと過ぎ去り遠い過去のようです。

切り妻屋根の集合住宅の最上階のリノベーションで、戸建を思わせるような背の高い天井が圧巻の空間は、僕らにとっても初めての経験でした。ビフォーの時は普通の天井高でしたが、きっと未使用の空間が眠っているはずと確信をしておりましたが、開けてみると想像以上の迫力にお客様も我々も大感動しました。

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そして、年末にお引き渡しさせていただいたお住まいは、奥様こだわりのモロッコタイルをキッチンに割り付けました。そして、蚤の市で仕入れたパーツをアクセントに配置し、国籍不明なオンリーワンな空間に仕上がりました。オーナーのこだわり家具が設置された後の写真撮影が楽しみです。

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なんと申年の私は、、、、今年は年男となります。24才でもなく、36才ではなく、干支が4回転で48才となります。次回は還暦なんだと考えると、なんか言葉では言い表せないくらい凄いことです。若かった頃に思い描いていた自分に全然到達していないものですね(涙)まずは、次の12年間で更に更にもっともっと腕を磨いていきたいです!

2016年も、お客様にとって、一生モノで、一点モノの住まいを丁寧に創っていきます。今年もよろしくお願いします。

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2015年12月16日 (水)

ホームインスペクション?

ホームインスペクション?

まだまだ聞き慣れない言葉ですが、米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となってるそうです。日本でも近年、急速に普及しはじめています。

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ということで、この度、さくら事務所九州の代表の河本敬嗣様の講演を聞かせていただきました。

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ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。居住中のご自宅について調べることもあります。また、不動産仲介業者が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増えているそうです。

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日本の住宅は築25年で価値がゼロ

現在、日本ではマイホームを買った瞬間から価値が下がっていきます。築25年などで売り出されている中古住宅は土地値でしかないことがほとんど。中には、建物が建っているにもかかわらず、あくまで「土地」として売りに出され、備考欄には小さく「古家あり」などと記載されており土地値どころか、建物の解体費を差し引いた価格づけが行われているケースもあるのです。35年ローンを支払い続けている間に、建物の価値も同時に減価しているのです。住宅が資産となっておらず「住宅ローン元金と建物価値が目減り競争している」状態なのです。建物寿命も、他先進国では80~140年が一般的ですが、日本では平均30年。仮に30年で寿命を迎えるとすれば、住宅ローン返済が終わるころにはまた建て替えを検討しなければならないでしょう。

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住宅が資産になるためには

中古住宅流通市場を活性化させるためには、建物の評価を適正に行うことが必要で、そのために取引の時点で建物のコンディションを見極めるホームインスペクション(住宅診断)は必須。中古住宅流通が活発な欧米ではすでに常識となっています。

そこで、市場の健全な発展を促すべく、ホームインスペクション(住宅診断)を行う主体の技術的能力の確保や診断項目・方法等のあり方についてまとめた、「既存住宅インスペクション・ガイドライン」が2013年6月に国交省から策定されました。

中古住宅取引の中でホームインスペクション(住宅診断)を活用しようという姿勢がうかがわれます。現在ホームインスペクション(住宅診断)の普及率はせいぜい1%程度ですが、やがてはほとんどの取引で行われることになるでしょう。

そして、2015年から面積や間取り・築年数などはもちろん、地盤や地質、液状化や浸水履歴などのネガティブ情報、地価公示や登記情報、固定資産税情報、都市計画情報など、バラバラになっていた各種情報が一元化された「住宅データベース」が試験運用されます。

住宅データベースが整い、建物のコンディションを把握できるホームインスペクション(住宅診断)が普及すれば、評価の土壌ができ、中古住宅の価値が一律にゼロになるのではなく、築年数にかかわらず価値を保ち続ける住宅が出てくることになります。一方で、良くも悪くも公平で適正な評価が行われることになるため、相変わらず価値がゼロと評価される物件もあることでしょう。

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実は、河本敬嗣先生、なんと大学(旧九州芸術工科大学・現九大)の後輩でありました!卒業がちょうどずれており学生時代はかぶっておりませんでしたが、なんか凄く親近感が湧きました。もちろん、彼の日本の既存住宅の価値をホームインスペクションで高めるという熱い信念にも、リノベーションで同様のことを行っている私としては、200%共感です。日本の住宅のためにできることは、まだまだあります!

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2015年11月30日 (月)

人生初のモデレーター

人生、幾つになっても初体験はあるものです。というか、人生は初体験の連続なのかもしれません。この度、人生初の行政的な場でのモデレーターをご指名いただきました。そもそも「モデレーター」とは、グーグルで調べると「1.仲裁者、調停者」「2(パネルディスカッションなどの)司会者」とあります。貴重なお時間をさいて講演会にお越しいただいた来場者の方々にご満足&ご納得していただける内容にし、もちろんパネラーの方々の魅力をたくさん引き出し、時間内に終わらせる。しばしば、パネリストとしてのお仕事をさせていただくときとは、比較できないくらい、断然、難易度が高く思われました。というか、世の中の司会者を今では、尊敬しております(笑)

グーグルで「モデレーター」の役割などをいろいろ調べれば調べるほど、憂鬱な日々が過ぎ去りました。。。以下、僕が参考にしたサイトの抜粋です。

<パネリストと聴衆の間に立てる立場にいる人>

モデレーターは両者の思いを理解し、両者が考えを共有できるよう促せなくてはなりません。パネルディスカッションを行う価値は、パネリスト(識者)が聴衆に伝えようとしたメッセージを聴衆がより理解しやすい言葉に変えたり、討論を通してそのメッセージにさらなるインパクトを加えることに尽きると思います。

テーマに関する識者であるパネリストの発言やそれが意図するものを理解できる人。モデレーターは識者との討論の推移をある程度以上に管理することが求められます。パネリストの意図するところや会場の空気を読んで討論を進めていけなくてはなりません。

 

 

 

そんな、プロフェッショナルな仕事をさらっと引き受けたことを後悔しまくりです!

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と、自己嫌悪的なネガティブな前置きがかなり長くなりましたが、平成27年11月26日(木)に福岡県建築住宅センター様の主催の講演会『空き家・中古住宅からビジネスチャンスを』に参加させていただきました。事業者向けに「リノベーション,空き家問題,地域再生」などについての講演会です。出演者は、吉原さんと嶋田さん!リノベーション業界のトップランナーのお二人。ソラリアホテルのでっかい会場はもちろん満席。緊張しないわけがありません。

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◇講演Ⅰ◇「老朽空室ビルをビンテージビルへ熟成」
 講師:吉原住宅有限会社/株式会社スペースRデザイン 代表取締役/吉原 勝己 氏

吉原さんのこれまで手がけられてきた各種ビルの再生プロジェクトで、手探りで一歩一歩事業を育まれてきた真摯さに感銘をいただきました。また、不動産と建築と情報発信という複雑な内容を、解りやすく言語化&ビジュアル化された素晴らしいプレゼンでありました!

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◇講演Ⅱ◇「空き家の魅力的な再生が、街を元気にする」
 講師:株式会社らいおん建築設計事務所 代表取締役/嶋田 洋平 氏

北九州出身のリノベーション業界の風雲児、嶋田さんのプレゼンは、行政の目線、事業家の目線、建築家の目線、そしてなにより市民の目線、でこの時代におこっている新しい潮流を、笑いと鋭いメッセージとして一気に語られました。同業者としても気づき満載の内容に大感動でした!

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◇クロストーク◇
 (パネリスト)吉原 勝己 氏 嶋田 洋平 氏 (司会)松山 真介

「自分は田原総一朗だ!」と自己暗示をかけて臨んだクロストーク。とはいえ、なんとかモデレーターの役を務めれたのは、素晴らしいパネリストの方々の包容力とプロフェッショナルとしての圧倒的な経験値のおかげでした。

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最後は、職権乱用ですが、こっそり嶋田さんの最新の書籍「ぼくらのリノベーションまちづくり」にしっかりサインを頂きました。同じ時代に日本中にリノベーションまちづくりを展開されている嶋田さんには、たくさんの勇気と元気をいただいております。サイン入りの書籍を宝物にして、僕も福岡でリノベーションいえづくりを頑張ろうと誓いました!

PS:「ほんとにいい勉強になりました!ありがとうございました。」とは、ご来場いただいた方々には、申し訳なくて言えませんが(言ってしまいましたが)、モデレーターというお役目は、僕には重荷すぎます!というか、明らかに修行不足でありました。この場をお借りしてお詫び申し上げます(泣笑)

Flyer

講演会情報

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2015年11月17日 (火)

唯一無二のリノベーション「YUKUIDO」さん

東京のリノベーション業界で(というか、きっと世界のリノベーション業界でも)異才を放つYUKUIDOさん。独自の世界観の家づくりをされております。社長の出身が鹿児島ということで、同じ九州人として一気に親しみがわいたんですが、「ゆくい」とは奄美地方の言葉で「休息」を意味する言葉だそうです。

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そんなYUKUIDOさんの自社ビル「ROUTE89.BLDG」を見学させていただく期待をいただきました。4階建ビルの随所のディテールに込められた熱い熱い想いがビシビシ伝わって来る圧倒的な空間に、一人のリノベーションファンとして大感動を頂きました。ハードコアな空間のスタジオとは裏腹にスタッフの方々の温かいホスピタリティにも改めて気付きを頂きました。

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唯一無二の家づくりをされているYUKUIDOさんを訪問させていただき、大いに刺激を頂きました。リノベーション業界はどんどん進化・差別化が進んでおります。僕も地元福岡でもっと精進しようと心に誓いました。

Accessmap

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YUKUIDO

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